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初心者がDeFiを理解するためのわかりやすい解説

オンラインコミュニティ「 マネーリテラシーの森」では月に1回、参加者がお金に関する勉強会を開催しています。今月は、私がブロックチェーンを応用したサービスであるDeFi(Decentralized Finance、ディーファイ、分散型金融)に関するプレゼンを行いました。本記事ではその資料を説明しながら、DeFiの本質をできるだけわかりやすく解説しています。なお、具体的な資産運用方法などについては触れていません。 なお、本記事は、DeFiでの資産運用を推奨するものではなく、情報提供を目的としております。資産運用に関することは自己責任でお願いします。 個人投資家はまだDeFiを知らない さて、事前にTwitterにてDeFiについて知っているかアンケートをとったところ、以下のような結果が出ました。 DeFiって知ってる? — マイルドインベスター (@mild_investor) June 28, 2021 私のアカウントの周りには個人投資家が集まっており、資産運用や金融に詳しい方が多数いますが、それでも76%が知らないということがわかりました。 私自身もこの分野に関しては素人ではありますが、金融・決済に関わるエンジニアとして仕事をしておりますので、ひとまず概念くらいは理解しておこうと思っています。本記事では、いくつか資料を読んだ上で、本質的な内容を凝縮してお伝えします。 DeFiとは DeFi(Decentralized Finance、ディーファイ、分散型金融)とは、ブロックチェーン上で金融サービスを提供するものです。金融と言っても、Ethreum(イーサリアム)などのブロックチェーン上で表現する通貨を利用します。つまり法定通貨ではなく暗号資産(仮想通貨)を使います。 異なる暗号資産同士の交換ができる取引所のサービス(DEX)、暗号資産の貸し借りができるレンディングサービスなどがすでに動いています。 さて、ついこの間、Twitterでとあるインフルエンサーが紹介していたIRON(アイアン)、TITAN(チタン)というDeFiの話が盛り上がりました。 このIRONというものは、一言でいうと「びた銭」づくりをブロックチェーン上で行ったものになります。「びた銭」づくりとは、銀貨などお金の価値の担保になる金属を薄めて、純度の低い偽のお金を勝手に作ることです。 結局、これは取り付け騒ぎが発生して、TITANは1日にして約40億分の1に価値が暴落するという自体になりました。もし、投資家が仕組みを知らずになんとなくDeFiは儲かりそうと参加していたら、大損していたかもしれません。 これからは、個人投資家は金融リテラシーとしてブロックチェーンやDeFiについても知っておくことが大切だと思います。 DeFi理解への第一歩 DeFiの理解のためには、複数の知識を広く抑えておく必要があります。義務教育のレベルから、金融・経済、さらにはITの知識も必須になります。 特に、「お金の本質」の理解、ビットコインを始めとしたブロックチェーン技術の仕組みを理解しておくことが重要になります。これらについて、まずは説明しておきます。 お金の本質 さて、「お金」とは根本的には一体何なのでしょうか。ここの認識がずれていると、暗号資産は理解できません。答えから言ってしまうと、「お金」とはずばり「共同幻想」です。つまり、「みんなが価値があると信用している対象」がお金です。 これについて詳しく知りたい方は、「 サピエンス全史」が面白く、わかりやすいと思います。是非一読をおすすめします(サピエンス全史では、この共同幻想の能力があったから、ホモ・サピエンスが繁栄したと主張されています)。 そして、人々が「価値をある」と信用するものは、時代によって変わっていきます。 貝や貴金属などの実際に存在する物質、そしてやがて国や企業を信用するようになり、さらにはビットコインの登場により、一部の人々は 「システムそのものを信用する」 ようになりました。この人々が「システムを信用する」ようになったというのがビットコインの革命です。 ...

2021-07-19 · 1 分